FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

★美とerosに就て

 “美”と“eros”―似て非なるものですが、しかしよく綯交ぜにされてしまうものであります。即ち、性の対象を“美しい”と表現してしまうあの感覚…厳密にいうとそれは“eros”であって、必ずしも“美”であるとは限らないというのに。“美”と“eros”との境界線を探るにあたって、まずそれらを切り離して考えるとするならば、対象となるのは女性では無くて男性―それも少年でなければなりません。性の対象であるか否かというところとは別次元で、然しながら其処に少なからず“eros”も介在するというその曖昧な境界線。
“eros”は往々にして生殖行動と直結する為、それだけ生産性が伴うといえます。逆に“美”にはそれがありません。即ち“美を追求する”という事は生産性を排除する事であるともいえそうです。“美”に執着するという事は、それだけ死に近づく事なのかも知れません。『ベニスに死す』のアッシェンバッハのように。。
 “美”と“eros”とを混同するその錯覚が無く、例えば“美”のみを感知し続けたならば、おそらく人類は絶えてしまう事でしょうから、その錯誤こそはきっと人の世の自然なのでしょう。そして“eros”の中に“美”を見出そうとする事は、何処かで生の果ての“死”を見ているのかも。そう思う時、誰の意思でもない宇宙意識の中で存在して居る事を実感したりもするのです。我々の感覚もまた、宇宙のそれなのだ、と。

 月光百貨店では"宝石を見詰める少年~少年美と鉱物と稲垣足穂的eroticsの夜"を開催中。同展は30日まで★

IMG_20180923_133329.jpg
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。