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★ジョバンニの独り言★

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 お店で展示している自作の俳句(?)です。俳句と言って良いのか判りませんが、五七五の形式や季語などに捕らわれず自由なイメージで、あとはリズムが綺麗であれば良いかなと思っています(どうせ売り物ではありませんので)。泪が流れるのを流れ星にかけている訳ですが、映画『銀河鉄道の夜』('85年公開版)の中で、見上げた夜空が泪でぼんやり滲んで見えるというシーンがあって、幻想的でありつつもリアルな描写だと思いました。俳句ですが、滲んだ雰囲気を出したくて意図的に太いペンで書きました。字を綺麗に書こうとはあまり思っていなくて、書く内容に合わせて悪戯書きっぽい雰囲気にもしてみたり。。『月光綺譚』の特装版で自筆の掌篇を入れておりますが、わざと字を躍らせたりしています。こんな風な字にすると面白いかな、と色々楽しみながら書き進めておりました。
 さて『銀河鉄道の夜』ですが、遠い星空の彼方へと旅立って行ったカムパネルラ。船の海難事故に遭った姉弟もいましたが、ところでジョバンニはどうして銀河鉄道に乗る事が出来たでしょうか?きっと其々に解釈がある事でしょうけれど、級友たち皆から非道い事を言われたジョバンニ。もう何処にも自分の居場所が無く(―と思ってしまった)、文字通り"この世に居場所がなくなった人たち"と感覚的に近いところにいたのかも。居場所が無いと思ったからこそ大勢で楽しそうに集っている広場を抜け出して、誰もいない天気輪の丘までやって来たのでしょう。でもやがて宙の旅から元の場所に戻って来た彼は、唐突に母親に牛乳を届ける用事を思い出す。家には自分の帰りを待っている人がいて、居場所が無い訳ではないのだという事に気づく(=生きる)のです。

 私は決して自分の居場所が無いとは思っていませんが、何処か世の中にそぐわない自分を常に自覚していたりしますので(寂しい自覚ではありますが)、おそらくこれからもずっと"ジョバンニ"であり続けるのだろうと思います。

 いつかプリオシン海岸で化石掘りをしたいです★


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★月光綺譚の頃 III★

 グレープフルーツの氷を齧りながら書く今夜のブログです。
 もう何年前になるでしょうか、恵文社一乗寺店にてアトリエ空中線刊行の書籍を見てからというもの、いつか此処で本を創り、そしてそれが同店をはじめとする店頭に並ぶ日が来たら、どんなにか素敵な事だろうと、あの頃は夢のように思ったものでした。幸いそれは実現した訳ですが、何を出版するか実は候補が幾つかありました。"月光綺譚"はそのうちの1つで、元々は別の本の1コンテンツにするつもりでおりました。しかし作品的に独自性が強く、これは独立させた方が良いのではないかと考えたものの、11話+書きかけのまま残っていた2話+最終話しかありませんでしたので、10年振りにまさか続きを書く事になるとは思わず、何だか不思議な感覚でした。。
 出版に関しては、当初フリーペーパー創りからスタートした訳ですが、A3の1枚モノで自分で紙を折って作業をしていました。ごくごく一部の店舗でお取り扱い頂いておりましたが、その"薔薇の雫"は6号(+別巻1)まで出ました。以降現在までストップしたままですが、以前創っていたものの残りが今回出て来ましたので店頭で設置しています。ご自由にお持ち頂ければと思います。また過去作も店内で閲覧出来るようにしたいと思っておりますので、お楽しみにして頂けましたら幸いです。

 それでは、今夜はこの辺で。
 お休みなさい―

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★月光綺譚の頃 II★

 『月光綺譚』の本の仕様については実は偶然の産物で、担当の方に文章を見て頂く為プリントアウトをして紙を束ねていた時、不意にこの仕様が良いのではないか、と思った訳です。つまり本を閉じずにそのまま束ねるだけにして、文字も縦書きだと和のテイストになってしまうので、横書きの方が多少でも無国籍感が出せるのではないかと。少しクリーム色ががった厚手の紙を使ってほしいという事と、夜の雰囲気にしたいので表紙は濃紺で、黒とゴールドは使いたくないという事だけを伝えて、他はお任せしました。後は打ち合わせをして行く中で少しずつカタチづくって行った訳ですが、シンプルなようで実は細部に亘って趣向を凝らしてあるのです。例えば、表紙の箔押し部分の銀色はオーロラになっていますが、銀色だけど角度を変えるとオーロラに見えるというギリギリの色合いを選び、文字体は昔の活版印刷に最も近いものを選んで頂きました。それらは全て担当して頂いたアトリエ空中線主催の間奈美子さんによるものなのですが、"simple is best"という事を私はこの方から学んだように思います。そしてその間奈美子さん、とても素敵に刺激的な方なのですが、そのお話はいずれまた―

 さて、月光百貨店は7/16(土)からの3連休は毎日OPENです。新入荷商品もあり、ミニ展示もあり。お散歩がてらにでもどうぞお立ち寄り下さいませ―

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★月光綺譚の頃★

 今から約2年ほど前に『月光綺譚』という本を創りました。
 これは31篇の掌編集なのですが、月球儀や、天体図版、月のobjetに囲まれた部屋で、夜毎keyをタイプしておりました。何だかそのまま半永久的に書き続けていられるような感じがしたものです。夜の世界(この世ですら無い)を自在に旅するような―創作というのは、あらゆる常識や束縛から自由でいられる場所なのだと思います。少なくとも私にとってはそう。だからこそセンスも問われる訳ですが。
 物心がついた時には自由になりたいと思っていました。小学生の頃「次の授業は音楽室へ」と言われた時、一日の殆どの時間をこの"学校"という場所で過ごさなければならない切なさを感じて―
 ただ単に気ままに時間を過ごしたいというのではなく、自分の上に何となく存在する"見えない束縛"を意識していて、そこから自由でいたいと常に思っていました。この世のあらゆるものから。"自分自身"からも―

 さて、『月光綺譚』ですが、最初の11話までは今から10年以上前にインターネット上で書いていたものです。現在"月光綺譚"というタイトルで出ている書籍も他にあるようですが、おそらく私がオリジナルだと思います(笑) 今更別のタイトルを、というのも何となくピンと来なかったもので、横文字のサブタイトルを冠しました。

 この本について、もう少しお話しようと思います。。。

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